GW最終日も快晴。今日は養和グランドでJYの試合の後、プリンスを2試合。久々の養和グランドは観客席が改装され、屋根付きとなっていた。今日のようにピーカンで暑い日には観客にとっては非常にありがたいのだが、観客席の数自体は減ってしまったのが残念。プリンスの時には中に入りきれず、観客席脇のスペースもゴール裏も人でギッシリ。そろそろプリンスも観客収容を考えた会場設定をすべき時期なのかもしれない。
■TRM みなとみらいU-15vs三菱養和巣鴨
そんな喧騒前のひっそりした養和グランドで、まずはU-15の練習試合。9:30開始予定が10分ほど早くスタート。試合は30分×4で行われ、みなとみらいは1本目と3本目、2本目と4本目がほぼ同じメンバー。一方の養和は1本目と2本目、3本目と4本目がほぼ同じメンバーで、お互いより多くの相手と対戦できるようになっている。
1本目は20分にみなとみらいが相手ゴール前でつなぎ、最後は亀井君のクロスを加瀬君がヘッドで決め1-0。2本目は20分に養和23番君が左に巻く見事なシュートを決め0-1。3本目はみなとみらいが多くのチャンスを作り、10分の加瀬君のゴールを皮切りに、終盤汰木君が2ゴールをあげた。養和もみなとみらいのクリアミスから1点返し、3-1。4本目は養和27番君のミドルがクロスバーを叩くシーンがあったものの、ほぼみなとみらいペースで進み、榎本君が1ゴール1アシストの活躍。トータルでは6-2でみなとみらい。
今日のみなとみらいは実質2チームに分けて試合を行ったが、どのセットも安定した試合運びでプレイすることができた。チームとしての底上げがしっかりできているということだと思う。そろそろ学校行事で全員が揃うことが難しくなるようだが、聞くところによると関東リーグU-15で優勝すると大きなご褒美があるようなので、全員の力を合わせて頑張って欲しい。
<1本目スタメン>
______汰木康也(22)__加瀬裕太(6)______
亀井公貴(7)_______________小泉慶(10)
______上田彗亮(4)___佐藤陸(10)______
飯塚澄(2)_樋口慎太郎(17)_北村大輔(8)_吉江良翔(23)
___________大蔵亮介(1)__________
<2本目スタメン>
_______深澤知也(18)__笹岡拓実(11)______
桑原和真(9)________________榎本拓也(5)
________早坂翔(15)__佐藤祐太(12)______
山中城之介(21)_寺前光太(14)_北村大輔(8)_福田圭佑(19)
____________大蔵亮介(1)__________
交代:
2本目00分 フォーメーション参照
3本目00分 1本目から 大蔵亮介(1)、樋口慎太郎(17)→鹿野洋司(16)、寺前光太(14)
4本目00分 2本目から 大蔵亮介(1)、北村大輔(8)→鹿野洋司(16)、樋口慎太郎(17)
得点:
1本目20分 加瀬裕太(6)
2本目30分 (三菱養和)
3本目10分 加瀬裕太(6)
3本目24分 汰木康也(22)
3本目27分 (三菱養和)
3本目28分 汰木康也(22)
4本目03分 榎本拓也(5)
4本目14分 深澤知也(18)
■プリンスリーグ関東1部 第6節 桐光vs横浜
続いてプリンスリーグ。横浜は前節流経柏に記録的な大敗を喫しただけに、今日の試合は本当に重要な一戦となる。桐光はJYのOBが多数在籍し、ここ2年間、何度も苦杯を舐めさせられている厳しい相手。今日の横浜は熊谷が不在で後藤がボランチに入る。後藤が下がった分、一人空いた3シャドーの一角は鈴木雄斗。CBは渡辺と保田の3年生コンビが復帰。対する桐光は埼玉で見た武南戦と同じメンバー。
立ち上がりの10分ほどは積極的に仕掛けてくる桐光に押される場面が続く。前半5分には横浜のクリアミスを拾った菅能がポストを叩くシュート。10分には岩浪のクロスにファーで高溝がフリー。ヒヤリとする場面だったが、シュートはゴール上にそれる。
序盤の劣勢をしのぐと、徐々に横浜のリズムとなる。前半22分には後藤のクロスを星広太がダイレクトで合わせるがこれはGK峯がキャッチ。前半23分にはドリブルでPAに迫った小野が潰れ、こぼれ球を拾った星広太がゴール前の高橋にパス。GKと一対一の絶好機だったが、高橋のシュートは間に割って入った平野がすんでのところでブロック。絶好期を逃してしまった。
前半24分、桐光ボールを遅らせたということで小野に遅延でイエローカード。その後の事を考えると本当に勿体無いカードだった。
なおも、桐光ゴール前での攻防が続く。前線の選手だけでなく、SBの星雄次も攻撃に参加し、猛攻を繰り出す横浜だったが、高橋将吾、福森ら桐光守備陣も必死に食らいつきゴールは奪えない。逆に前半32分には横浜のパスミスから高溝がシュート。難しいタイミングでのシュートだったが、横浜GK鈴木椋大がナイスセーブでチームを救う。これをきっかけに、桐光も終盤にかけてチャンスを作り出す。ほぼイーブンの状態で前半は終了。
後半開始4分。ドリブルで横浜ゴールに向かった管能を渡辺が倒す。審判によってはレッドカードが出ていてもおかしくはない場面だったが、幸いイエローカード。しかし、これで与えたゴール前でのFKを、福森に見事に決められてしまう。横浜はすぐさま鈴木雄斗に代えて、1年生の伊東を投入。伊東は公式戦初出場。守備力には定評のある桐光に先制され、非常に苦しい立場にたった横浜。さらに悪いことに後半13分には小野が異議で2枚目の警告。前半24分にすでに遅延で1枚貰っていたため、小野は退場。遅延にしても、異議にしても、本人の心がけ次第でもらわなくてすむカード。小野にはチームを支える責任の大きさを今一度考えて欲しい。
一人少なくなった横浜は澁谷のワンボラとし、攻撃的な姿勢は崩さない。それでもやはり攻撃の軸である小野がいない分、どうしても前半に比べるとフィニッシュにつながるチャンスの数は減る。積極的に仕掛けるものの、ゴールは遠い。横浜は後半30分に星雄次に代えて木村を投入。FKの得意な木村が入った事で、セットプレイ時の攻撃オプションが増えた。そして後半36分。高橋がドリブルで正面突破を図って、PAすぐ外で倒されて得たFKのチャンス。キッカーは木村。大入り満員の観客が息をつめて見守る中、木村の右足から放たれたシュートはゴール左に決まる!起死回生の一発。木村は一目散にベンチに駆け寄る。たちまち木村の周りに祝福の輪が広がる。ひとしきり喜んだ後で、ポジションに戻る渡辺が木村に親指を立てて感謝のグーサイン。良かった、良かった。
同点に追いついた横浜だったが、今度は桐光の猛攻を受ける。後半43分に菅原に代わり投入された三荷がいきなり、ロングスローを受けシュート。幸いこれはゴール左にそれる。ロスタイム1分には横浜ゴール前で桐光にFKのチャンス。これもゴールわずか上にそれて命拾い。なおも横浜ゴール前での攻防が続く。心臓はバクバク。残りわずかという所でゴール前での混戦。危うく三荷にこぼれ球を押し込まれそうになるが、これは鈴木椋大が何とか押さえ込む。ふぅ… 苦しい時間をしのぎ、ようやくホイッスル。またしても桐光に借りを作る結果に終わったが、10人で最後まで戦い抜いた選手たち、お疲れ様。勝点1をありがとう。
桐光の堅守は去年と同様だが、長身FWの田口が怪我でずっと出場していない分、攻撃と守備をきっちり割り切る事ができず、それが後ろの選手の積極的な攻撃参加をもたらし、チームとしても大きな強みになっている。

<横浜スタメン>
__________小野裕二(10)__________
星広太(11)_____高橋健哉(9)____鈴木雄斗(17)
______澁谷元気(6)___後藤拓斗(8)_____
宮本和輝(19)_渡辺大斗(5)_保田隆介(4)__星雄次(3)
___________鈴木椋大(21)_________
<桐光スタメン>
_____佐野弘樹(14)__菅原慶人(9)______
岩浪晃大(7)______________高溝竜稀(6)
______篠崎拓也(8)__菅能将也(10)_____
平野修(3)__福森晃斗(4)_高橋将吾(5)_館坂信也(2)
___________峯達也(1)__________
交代:
後半10分 横浜:鈴木雄斗(17)→伊東海征(28)
後半25分 桐光:佐野弘樹(14)→坂本颯(12)
後半30分 横浜:星雄次(3)→木村魁人(18)
後半35分 横浜:星広太(11)→斎藤一磨(34)
後半43分 横浜:後藤拓斗(8)→劔持和義(12)
後半43分 桐光:菅原慶人(9)→三荷淳也(24)
得点:
後半05分 桐光:福森晃斗(4)
後半36分 横浜:木村魁人(18)
■プリンスリーグ関東1部 第6節 三菱養和vs流経柏
続いて三菱養和と流経柏の一戦。横浜の試合があまりにも疲れる試合だったので、メモを取る気も起こらず、まったりと観戦。得点と人の出入り、カード以外に唯一取ったメモが、流経柏の本田監督が再三叫んでいた「寄せるだけ寄せて触るな!」という審判への皮肉めいたコーチングだけという…(笑)
養和は例年通り高い技術を持ったチームだが、流経柏のきちが○プレス(褒め言葉)を相手にすると思うように形を作らせてもらえなかった。プロ入りが噂される田中輝希(名古屋に入るって未来の管理人は知ってるんだけどね:P)もインパクトのあるプレイをみせる事はできなかった。試合は前半19分に石井の左クロスを田宮がヘディングで合わせた1点が決勝点となった。
流経柏の吉田は後半28分にメソポ田宮に代わって出場。本田監督に走れ!と盛んに激を飛ばされていた。一方の養和の横山は後半41分に川田に代わって出場。ちょっとだけだったけど、二人のプレイを見れて良かった。
<三菱養和スタメン>
_____田中輝希(10)___近藤貴司(8)______
佐藤聖(7)_______________田鍋陵太(15)
______北出雄星(20)__千葉皓太(4)______
後藤京介(3)_冨田将司(22)_櫻岡徹也(5)_川田正人(16)
___________駒﨑崚(21)__________
<流経柏スタメン>
_____杉山賢史(15)___田宮諒(19)______
進藤誠司(9)______________石井克仁(22)
_____富田湧也(10)___古波津辰希(13)____
八角大智(6)_増田繁人(5)_本橋託人(24)_中西孝太(3)
__________松澤香輝(1)__________
交代:
後半10分 流経:進藤誠司(9)→山本慶(18)
後半15分 流経:石井克仁(22)→宮本拓弥(8)
後半16分 養和:佐藤聖(7)→川上亮祐(24)
後半18分 流経:中西孝太(3)→安部仁康(4)
後半28分 流経:田宮諒(19)→吉田眞紀人(21)
後半36分 養和:田鍋陵太(15)→清水貴明(26)
後半38分 養和:北出雄星(20)→内藤将梧(6)
後半42分 流経:古波津辰希(13)→川本ミッキー(7)
後半42分 養和:川田正人(16)→横山恭嗣郎(12)
後半45分+2 養和:田中輝希(10)→金子大起(27)
得点:
前半19分 流経:田宮諒(19)
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