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2008年6月22日 (日)

頬を伝わるのは ~関クラU-15 追浜vsジェフ&みなとみらいvsジェフ習志野

関クラU-15はいよいよ3回戦。勝てば全国大会出場。負けても九決がある。しかし、ここで勝って全国を決めておきたい。九決は3連勝しなければいけないので、ここで1試合死力を尽くして勝利をもぎ取るほうがはるかに楽なはず。下部組織ファンにとって絶対に両方見たい試合だが、日程君が空気を読める人で(笑)、追浜とみなとみらいは同会場。見る側としては非常に助かる。早めに行って、「生まれながらのトリコロール」を久々に張り準備万端。

■追浜U-15vsジェフ

まずは追浜から。ダンマクを張り終わった頃にぽつぽつと降り始めた雨は、試合が始まる頃にはすっかり本降りになっていた。

追浜は昨日と同様に中盤でのパスミスからピンチを招く場面が多く、前半はジェフが優勢に試合を進める。しかし、追浜の宮本君を中心とした守備陣は固い。ジェフのシュートがポストを叩く幸運もあり、前半は追浜が守り抜いた。後半頭から追浜は梅津君に代わり向吉君を投入。右サイドバックだった木村君を一列上げることで、追浜のサイドの攻撃力がアップする。追浜が押す時間も長くなる。雨はますます強くなり、ボールコントロールも難しくなる。双方決定的なチャンスも作れないまま時間だけが過ぎる。後半終了間際、金君のシュートは惜しくもゴールを外れホイッスル。試合は延長へ。

関クラは2回戦までは35分ハーフで、3回戦から40分ハーフという変則的なレギュレーション。この雨の中、さらに20分戦うのは選手達にとって厳しいことだろう。延長前半はジェフペースで進む。ジェフには2度のビックチャンス。これはGK北村君のナイスセーブなどでしのぐ。延長後半は均衡した戦いで双方無得点に終わり、勝負の行方はPK戦に委ねられることになった。

先攻は追浜。2人目までは双方成功し、3人目。追浜、アンドリュー君の強気のキックは無事ネットを揺らす。が、見ている方はヒヤヒヤなコース。続いてジェフ。ここまで北村君は確実にコースを読んでいて、決まりはしたが1、2本目はあとわずかというところでボールが手の先をすり抜けていった。三度目の正直。北村君の手が遂にボールを捕らえる。沸き立つ追浜。4人目は双方成功し、追浜のキッカーは向吉君。重大な意味を持つ5人目。ケガで長らく戦列を離れていた向吉君はようやくこの大会から復帰したばかり。去年の全クラでヘロヘロになりつつ戦い、そして磐田に敗れた記憶は彼の中に悔しさとして残っているはず。今大会にかける気持ちはチームの中でも一際強いものがあるに違いない。しかし、小さな振りのシュートは横っ飛びになったGKの両手にあたりネットを揺らす事はできなかった。顔を覆い仲間達の元に戻る向吉君。追浜関係者の祈りが北村君に向けられる。ジェフ5人目は低い軌道のシュート。北村君は倒れこみながら右手に当てる。バウンドしたボールはゴールを外れた。

たちまち北村君を囲むトリコロールの輪ができる。最高の笑顔。笑顔。しかし、その輪に入ることなく、顔を覆ったまま座り込んでいる2番。ひとしきり大喜びした後、北村君を囲む輪から、一人、二人と選手が飛び出し、2番を中心とするもうひとつの輪が出来た。

<スタメン>
______田中智也(17)__三荷淳也(9)______

齋藤彰太(10)________________梅津駿(6)

_______金泰慎(3)__アンドリュー(8)______

門井敬太(5)_宮本和輝(4)_伊池翼(18)__木村魁人(7)

__________北村征也(20)__________

交代:
 後半00分 梅津駿(6)→向吉勝吾(2)
 後半26分 田中智也(17)→水島圭喬(15)
 延長前半07分 齋藤彰太(10)→小村研人(11)

PK
 追浜:小村○ 三荷○ アンドリュー○ 木村○ 向吉× 
 千葉:○ ○ × ○ ×

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■みなとみらいU-15vsジェフ習志野

追浜のハラハラドキドキな劇的勝利で見ている方はもうお腹一杯。みなとみらいの試合はまた今度、というわけにもいかず、45分遅れでマリノスvsジェフ第二戦はキックオフ。

雨は降り止まず、さすがの追浜グランドも遠目からもはっきりとわかる水溜りが至る所にできている。こんなにコンディションの悪い追浜グランドを見るのは初めてだ。ショートパスをつなぐスタイルのみなとみらいにとってはかなり不利な状況。ボールはあちこちで止まり、攻守が目まぐるしく移り変わる。それでもポゼッションはみなとみらい。目の前でおっぱまーずの劇的な勝利を見届けたせいだろうか、みなとみらいの気合にはすごいものがある。雨でコンディションが悪いだけに、もうちょっと落ち着いて試合を進めればいいのだろうが、残念ながら皆、何かに憑りつかれたかのようにとにかくボールを前に運ぶ。某氏曰く”0-1で負けている試合の残り10分”のようなサッカー。みなとみらいの猛攻に習志野も良く耐える。しかし、前半終了間際、土方君のゴールがついにネットを揺らす。いい時間の得点にほっと安堵。

後半もみなとみらいのペースで進む。雨も小降りになり、ピッチからも幾分か水が引いたように見える。みなとみらいとしては早い段階に追加点をあげて勝負を決定づけたいところだが、習志野の守りも固い。追加点が奪えぬまま時間は過ぎる。前半から飛ばしてきたみなとみらいのスピードも落ちる。機を窺っていた習志野が反撃。後半27分にサイドからのクロスにヘッドで合わせられ失点。そのわずか5分後にはゴール前の混戦から遂に逆転弾を許す。

逆転されたみなとみらいは3トップにして”0-1で負けている試合の残り10分”のサッカーでゴールを狙う。しかし、そのサッカーに70分耐えてきた習志野は確実にみなとみらいの攻撃を跳ね返す。終始攻め立てたみなとみらいだったが、1点が奪えず無常にもホイッスルが鳴る。がっくりと膝をつく選手達。見ている方も、何だか負けたような気がしない試合だった。

残念ながら全国への切符は九決に委ねられることになった。この雨が各地でも影響したか、九決に回ったのは川崎、柏、深川、ヴェルディ、千葉、むさし、横河武蔵野という豪華さ。九決ではなくて準々決勝でもおかしくはない顔ぶれだが、この8チームで残り1つの切符を争うことになる。去年は関東10枠だったので2つ勝てばよかったが、今年は3つ勝たなければいけない。厳しい事この上ない状況だが、この戦いを勝ち抜けばもう一段階ステップアップできるだろう。3つ勝って絶対に全国へ行こう!

<スタメン>
_____土方隆介(11)__佐野弘樹(9)____

加藤雅也(5)___右高静真(10)____飯田涼(8)

_____池田奨(6)__鈴木雄斗(7)_____

__原田健利(4)_高橋将吾(3)_金沢拓真(2)__

_________宮澤俊吾(1)________

交代:
 後半26分 佐野弘樹(9)→宇佐見康介(24)
 後半33分 池田奨(6)→喜田拓也(20)
 後半36分 原田健利(4)→野路貴之(25)

得点:
 前半38分 土方隆介(11)
 後半27分 (ジェフ習志野)
 後半32分 (ジェフ習志野)

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