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2008年8月11日 (月)

2勝 ~全クラU-15GL#3 追浜vs岩田FC、愛媛vs大分

グループリーグ最終日。今日も高原リゾート日和(笑)

■追浜vs岩田FC

追浜の今日の相手は関西第3代表の岩田FC。強豪ひしめく関西予選を勝ち抜いてきただけに、決して楽な相手ではない。追浜は昨日の熊本戦で稼いだ得失点差のおかけで、大敗しなければ負けても決勝トーナメント進出が濃厚ではあったが、もちろん狙うは勝利しての1位抜け。2位抜けだと恐らく横浜FCとの対戦となり、関東大会の決勝の再現は難しい試合になるに違いない。勝たねばならない。

前半は一進一退の展開ながら、やや追浜にチャンスは多い。早めに先制点を奪い自分達のペースで試合を進めたかった追浜だが、前半19分に今大会初の失点を喫する。DFライン裏に蹴られた浮き球と、そこに走りこんできた岩田FCの家谷君。2年生CBの伊池君はどちらに対応すべきか一瞬い、対応がどっちつかずになる。家谷君はその隙を見逃さず、落下したボールにちょこんと合わせる。ボールは前に出てきたGK森谷君の頭上を抜けてゴールに吸い込まれた。

1点ビハインドのチームを救ったのが宮本君。相手陣地中央付近で木村君のパスを受け、思い切って強烈なミドルシュート。ボールはバーに当りつつもゴールイン。CBのコンビを組む年下の相棒のミスを、見事に調子消しにしてくれた。ゲーム全体の流れを考えるとこの時間帯に宮本君が決めたというのは大きい。

同点のまま迎えた後半11分。伊池君が相手ボールをインターセプトし、右サイドの木村君へパス。木村君はドリブルから思い切ってシュート。これはポストに阻まれたが、そこに走りこんでいたのは追浜の小さな頑張り屋水島君。相手DFがカバーに入ったが水島君の方が一歩早かった。倒れこみつつも放ったシュートがネットを揺らし、追浜が逆転。水島君は、この試合に限らず小さな体でピッチを走り回る。サッカーは走ってナンボのスポーツ。木村君のシュートの跳ね返りが水島君の前にこぼれるのは、これは偶然ではなく必然だ。

後半20分には齋藤君のゴラッソなロングシュートが決まる。2点リードで追浜の気が緩んだか、得点直後から岩田FCの反撃を受ける。後半23分には、シュートのこぼれ球を押し込まれて失点。かと思いきや、これはオフサイドに救われた。その後も岩田FCのチャンスが続くが、何とか守り失点は許さない。逆にロスタイム直前にアンドリュー君のクロスに走りこんだ齋藤君がこの日2点目となる駄目押し弾を決め、結局4-1で追浜が岩田FCを破り、グループリーグ1位通過を決めた。予想通り横浜FCはBグループ1位抜けとなり、決勝トーナメント1回戦の相手は仙台となった。

<スタメン>
______水島圭喬(15)__三荷淳也(9)______

齋藤彰太(10)_______________木村魁人(7)

_____アンドリュー(8)__金泰慎(3)________

門井敬太(5)_宮本和輝(4)_伊池翼(18)__向吉勝吾(2)

__________森谷祐治(1)___________

交代:
 後半10分 金泰慎(3)→羽中田侑輝(13)
 後半23分 三荷淳也(9)→伊東海征(21)
 後半27分 向吉勝吾(2)→梅津駿(6)
 後半28分 水島圭喬(15)→高梨祐太(22)

得点:
 前半19分 (岩田FC:家谷翔太(12))
 前半28分 宮本和輝(4)
 後半11分 水島圭喬(15)
 後半20分 齋藤彰太(10)
 後半34分 齋藤彰太(10)

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■愛媛vs大分

ダンマクの片付けを観戦仲間達に託し、今度は愛媛の応援のためピッチ7へ。このピッチで試合を見るのは2005年以来だ。ピッチ7は他のピッチとは離れた場所にあり、ちょっとメインストリームを外れた物悲しさを感じさせる。

グループリーグ2戦を終え、グループFは浦和と大分が勝ち点4で並び、愛媛とFC四日市が勝ち点1で続く。愛媛の決勝トーナメント進出の可能性はゼロではないが、大分を抜くためには得失点差7を埋めなければいけない。直接対決なので愛媛が1点挙げれば得失点差は2縮まるが、それでも4点差をつけて勝利しなければならない。ここにきて浦和戦の大量失点が響いてきた。正直、さすがに4点差をつけるのは無理だろうし、勝つのも難しいのではないかと思っていた。せめて自信を無くさない程度の点差で試合を終えてくれれば・・・ メインストリームから外れたピッチ7の物悲しさにそんな諦め気分が一層強まる。

今日はU-18に続き、Wさんが山形遠征の帰りに駆けつけてくれた。コールリーダーを得て、愛媛の父兄も応援に熱が入る。負けじと大分の父兄も大声で応援。福島の僻地の、そのさらに僻地のピッチで熱い豊後水道ダービーの幕が切って落とされた(笑)

試合開始わずか4分で試合が動く。カウンターから大分の平野君がゴールを決める。出会い頭の失点に意気消沈するも、Wさんと一緒にチャントを歌い、愛媛の応援を続ける。直後の6分。上田君のシュートがポストを叩く。こぼれ球を拾ったのは久保君。長身ながら足元のテクニックもある久保君がPA内で粘り、マークを引き剥がしてシュート。これはわずかにゴールをそれた。愛媛は前半16分に佐々木君のゴールで追いつく。が、前半24分に大分永井君に右サイドの角度の無いところからのうまいシュートを決められ、再びリードを許す。愛媛は果敢に攻めるも、1点リードを許した状況で前半を終える。

後半。開始2分にキャプテン近藤君がドリブルからきれいなループシュートを決め、愛媛が同点に追いつく。近藤君は仲間達と喜ぶことなく、仲間達に早く戻れと促し自陣に向けて走る。この同点弾で愛媛の攻撃に火がついた。直後に大分GKのミスキックが前線の城村君の前にこぼれる。すかさず打ったシュートは惜しくもゴールをそれる。後半3分には、左サイドからのクロスに佐々木君が合わせ愛媛がついに逆転。このゴールで愛媛応援団は大喜び。しかし、得点を決めた城村君は大喜びすることなく、ゴールの中のボールを拾いセンターサークルに一目散に戻る。

こいつらは負けることはもちろん、僅差で勝つことさえ眼中にない。絶望的に思える4点差勝ちを本気で狙っている。そして、それを実現しつつある - そう思い至った瞬間、目頭が熱くなった。何という気持ちの強さ。

連続失点で浮ついた大分。愛媛にとってはこの時間帯が大きなチャンス。後半10分には城村君のシュートが再びゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドで幻のゴールに終わった。後半14分にはFKからのこぼれ球を城村君が再びシュート。今度はゴールが認められる。「後2点!」とチームを鼓舞するキャプテンの声がピッチに響く。劣勢の大分にも仲間を勇気づける声が飛ぶ。ただしその声はピッチではなく、観客席から発せられる。怪我で出場できない、大分の精神的支柱的存在の選手なのだろう。

火がついた愛媛がイケイケサッカーで大分ゴールに迫る。攻め続ける愛媛。大分もカウンターからの一発を狙う。次の1点がどちらに入るか。それがゲームを大きく左右するだろう。ピッチでは両者の思いがぶつかる。そして、後半23分、ゴールネットが揺れる。揺れたのは大分のゴールネットではなく、愛媛のゴールネットだった。ここまで声を出して仲間を鼓舞し続けた近藤君もさすがにピッチに倒れこむ。

残り時間はわずか。気を取り直した愛媛は自分達の力を信じて猛攻を仕掛ける。何度も何度も大分ゴール目掛けてボールが蹴られる。しかし、後一歩のところでゴールは割れない。時間が過ぎる。そして、試合終了のホイッスル。

最後まで4点差勝ちを目指して戦った愛媛だったが、終わってみれば4-3の1点差勝利に留まった。決勝トーナメント進出はならなかったものの、今日の愛媛は素晴らしい戦いを見せてくれた。メインストリームからは外れた、関係者以外は誰も注目しないようなカードだったけれども、間違いなくこの大会屈指の好ゲームだったし、今年の私的ベストゲームの1本となるゲームだった。こんな素晴らしい試合を見せてくれた選手たちに感謝したい。選手達は胸を張って愛媛に帰って欲しい。

だが、その一方で愛媛は同じ間違いを繰り返しているのではないか?とも思う。プレミアカップで得失点差で泣いた悔しさはどこに行ったのだろう。もし浦和戦の失点が1点でも2点でも少なければどうだったか?FC四日市は勝てない相手だったか?大分戦であれだけ出来たのだから、浦和戦も、FC四日市戦ももうちょっとうまくできたのではなかっただろうか。厳しいことを書いてしまったが、試合後涙を流していた選手達はそんなことは百も承知かと思う。この大会で得た悔しさと自信を忘れずに、高円宮杯でさらに成長した姿を見せて欲しい。

<スタメン>
_____佐々木寿輝(9)__久保飛翔(10)_____

伊藤星斗(8)_____________野町誓吾(14)

_____近藤貫太(17)__上田勝也(15)______

寺田佳樹(2)_垂水雄太(7)_安藤一貴(5)_曽根田穣(6)

__________山本哲也(1)__________

交代:
 後半00分 寺田佳樹(2)→城村洸介(11)
 後半09分 伊藤星斗(8)→宇野大貴(18)

得点:
 前半04分 (大分:平野隆征(9))
 前半16分 佐々木寿輝(9)
 前半24分 (大分:永井翔也(11))
 後半02分 近藤貫太(17)
 後半03分 城村洸介(11)
 後半14分 城村洸介(11)
 後半23分 (大分:高山秀人(27))

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